V-storm50の時々日記 会派行政視察レポート3 富山県砺波市美術館



富山県砺波市
視察最終日は富山県砺波市砺波市美術館です。見附市でも旧法務局の建物をリニューアルして来年平成28年のオープンを目指し現在改修中です。先日指定管理者も決定したと聞いています。この市民ギャラリーをどのように利活用して市民の発表の場、憩いの場として多くの市民から喜ばれる施設運営とするのかは大変重要な課題と考えます。果たして見附市民の文化度はどうなのか?ネーブルみつけと文化ホールアルカディアの中間に位置する好立地条件をどう生かすのか行政と指定管理者そして市民のコラボレーションの連携が問われることとなります。個人的にも昨年上越市新発田市長岡市のまちの美術館、市民ギャラリーを訪れ、関連の一般質問もしました。また、会派でも新潟市(旧新津市)美術館も訪問していてある程度の知識はもっているつもりです。
砺波市富山県西部に位置する人口約49,300人のまち、新潟も力を入れているチューリップ栽培では日本一の地位にありこの美術館も砺波チューリップ公園の敷地内にあり公園を訪れた観光客や市民が気軽に(ついでに)訪れることが出来ます。そもそものきっかけはコメを入れる麻袋倉庫がここにあり近年紙袋となり廃屋となっていた場所をこのまちの芸術家たち数名が昭和63年頃から利用したのがきっかけとなり、その活発な活動が市民や行政を動かし建設に至ったとのこと。つまりはボトムアップだったのです。






「市民に開かれた美術館」を基本方針に「子どもの造型アトリエ」年間60日約1,500人「市民アトリエ」年間200日約4,000人砺波地方の文化の発信点」として砺波野美術展として砺波地方の(砺波・南砺・小矢部)近隣自治体との連携で郷土の作家(林 清納氏など)たちは勿論、県内の美術作家たちとも連携をとり砺波市だけではない幅広い活動を行っています。日本経済新聞社の格付けでは小規模美術館全国総合2位と全国的にも評価が高い施設です。






また、砺波地方の特産でもある屋根瓦の粘土を利用した子どもたちを対象にした粘土教室やチューリップを描いた子どもたちの絵画展、写真を展示しそのイメージの詩を募集し合同展示するなど企画力もあります。
教育委員会の管理のもとで元教員の館長を含め学芸員3名臨時1名(視覚あり)管理者2名受付、展示室管理など4人で運営管理をしています。年間来館者の目標は30万人です。友の会組織をつくり(年3,000円会費特別会員は年10,000円で大きな展示会の招待券を年間2枚、他に友の会だより(年3回)を郵送、年一回の研修旅行などを行っています。この砺波市美術館の実績が刺激になったのかお隣の小矢部市もこの秋(9月18日)にアートスペースオヤベとして市民ギャラリーがオープンするとのことで連携した企画展なども期待していると大変積極的なようです。お昼に視察を終えお隣りに7月16日にグランドオープンした「MITSUI OUTLET PARK=三井アウトレットパーク北陸小矢部」に立ち寄ってみました。見附市にも上新田町に建設話があったことは皆さまも記憶にあるかと思います。あの時地元商工会の反対等で富山に出来てしまった大きな商業施設です。
ご覧の通りの盛況ぶりで食事もままなりません。




勿論、御殿場、軽井沢、佐野市などよりは規模は小さいですしブランドも小ぶりですがフロアにはアルマーニ、マイケルコース、ハンティングワールド、コーチ、ラルフ・ローレン、ニコル、ビームス、ユナイテッドアロー、ジル・スチュアート、ダックス、インディヴィ、ナイキ、クロコダイル、ナイスクラップ、GAP、アシックス、リーバイス、等々があるそれにフードコート、レストラン街、スターバックなども加えた2階建ての施設です。マイカーは勿論、金沢駅富山駅高岡駅の直通バスなども運行しています。もしこんなアウトレットが地元に出来ていればその雇用や経済効果などつい考えて羨ましくなりました。私もお気に入りのシャツをベイクルーズとニコルでゲットーしてホクホクのショッピングタイムを楽しんで来ました。以上2泊3日の石川・富山の会派行政視察の報告でした。