V-storm50の時々日記 春分の日


少し春めいてきた春分の日は午前中に中央公民館で平成25年度の見附市自治功労賞の授与式が行われました。様々な分野で長年市のために努力された37の個人や団体に市長より功績を讃えた感謝状が贈られました。受賞された皆様方に心よりお祝いを申し上げると共にこれからも見附市のために貢献して戴けるようお願い申し上げます。

また、午後からはアルカディアにて耳取遺跡発掘調査報告会が行われました。私の幼い頃よりこの耳取遺跡は土器が出土されていましたが国の文化庁の助成を受けて毎年発掘されているこの遺跡は縄文の中期、後期、晩期と大きな集落があったとされ数々の住居跡や炉の跡が見つかっています。また、昨年には県内でも最大と言われるヒスイの大珠が見つかっています。地質学的に糸魚川でしか採れないこのヒスイが当時どのような運搬手段で耳取まで運ばれたのか興味深く感じます。

当日は教育委員会の主任学芸員 今井秀樹氏 明治大学教授 石川日出志氏、東海大学准教授 秋田かな子女史の3氏による基調報告と講演がありました。考古学などの難しい話は私のような無学の徒にはよくわかりませんが現代人の先祖でもある当時の縄文人の暮らしぶりや、自然がどのようなものであったのかを想像することにロマンを感じます。小高い丘状に住んでいた縄文人は稲作の発展と共に平野に降りて暮らしはじめ、より豊饒な地を巡り部落や集団での戦いが起こり急速に進化していったのでしょうか?