V-storm50の時々日記 真面目な日本人?


ソチオリンピックが真っ最中です。それぞれの参加国の選手が冬のスポーツを通じ国家の名誉と威信をかけて戦っている。特に日本人はその国民性から「選ばれたこと」そして「自分が幼年期を含む青春の全てをかけて努力した結果を出して期待に応え好成績を出さねばならない重圧」に喘いでいる。競技を楽しむには程遠いその表情を見るにつけ、つくづく真面目な国民だなぁ〜とつい思ってしまう。

もうひとつマスメディアの異常とも言える期待感が問題であろう。先回、FBで佐村河内守の話でも触れたようにこのマスメディアの開催前からの特集や連日の報道で「見もの!」「メダル候補!」「日本期待の!」「金メダルの最有力候補!」「注目の○○!」と煽るのは彼らの商売の為であり、当の名指しされた選手にとっては重圧以外の何物でもないのではないかとつい、思ってしまいます。勿論、好成績を上げてほしいし、メダルも取ってほしい。厳しく、苦しいトレーニングの成果を開花させてほしいと願うのは日本人全ての願いであり期待もしたい。

家族、関係者、地元など大きな期待を背負いその重圧に耐えながら競技に臨む選手の表情は美しいが同時に健気でもある。
失敗したくない!というのは、自分を含めた日本人固有の性格なのではと思うことがある。
あるいは、たった一つの正しい答えを導き出す訓練を強いられた学校教育と受験勉強の弊害かもしれません。しかし実際の世の中ではいくつもの答えがあります。
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」とは発明王トーマス・エジソンの言った言葉だ。
失敗 = 負けではありません。
失敗 = 成功へ1歩近づいたのです。
どうぞ、競技を楽しみながら世界の選手たちと国境や人種を超えた友情を育んで下さい。