V-storm50の時々日記 ふるまいプラザ見学



本日2月14日私どもの会派「清和クラブ」の勉強会として昨年9月1日にオープンしたふるまいプラザ(本所1丁目)を訪問し、代表取締役の佐野守利さんから介護を取り巻く環境の変化、現在そして将来への課題、問題点。更には施設の説明と見学をさせて戴きました。私は昨年の開所式にも地元の市議としてお招きを受けていたので今回は2度目の訪問となりました。
佐野守利さんが脱サラして介護事業の仕事を選択したときは世間一般に「介護」という言葉は勿論、概念さえもなかったと言う。真っ先に経営理念を考え、それは今でも施設に働く職員と朝礼で毎日確認していると言う。

人は生まれその環境の中で育ちその人なりの生活習慣や人生哲学をもつ。その人なりの価値観、人生哲学、生活習慣を尊重し、生活サポーターとして誠心誠意まごころで接しこの仕事を通じ、地域社会に貢献できることを喜びにしたい。
「ふるまいを尊重し自分の仕事に誇りをもて、介護のプロであれ」(抜粋)

見附市の福祉課題として
アベノミクス効果などで経済が持ち直してくれば全ての部分で不利な介護職員の絶対的不足が生じる。例えば業界互助や外国人労働力が必要となる。
*国策として最大で2週間など入院期間の短縮により特に骨折患者の中間受入れ先がないままに退院させられるケースが増大する。
*腎臓透析患者に対する受け皿がない。
※例えば有料ボランティア組織などの整備が必要となる。

サザエさんのような家庭は最早、日本にはない!
単独(ひとり)世帯が全体の3割
夫婦のみの世帯が2割
夫婦と子ひとりの世帯が1割
ひとり親と子の世帯が1割
などで日本の家族の構成が様変わりした。更に団塊世代では最早、息子夫婦に老後の面倒を見てもらおうとする考えは皆無に等しい⇒これらの人をどう受け入れるのか?

高齢者が増えるということは介護者が増えることにイコールとなる。
国や行政は財源不足の中で高齢者対策の医療、介護など増大する現在進行形に対処できない現実が横たわり、言葉として在宅介護、地域包括ケアなど分かったようで分からない言葉を使っているように思う。国や県、市町村などの行政レベルだけでなく民間施設も含めた体制づくりをどう組み立てるのか?が重要な課題だと思う。

一方で高齢者になっても体も心も健康で出来るだけ家族や人や、施設に頼らず生活出来る「自立老人」となる自覚が必要なのは分かるが、果たして市民の意識はどうだろうか?生まれた時から飽食、ぜいたくな意識のないまま、親はせめて我が子も「人並みに!」そして卒業して社会人となって生活習慣病予備軍として何の反省もないまま飲み食いし、定年前後から医者通い。定年となれば歩く成人病となっている。今から改めようと思いながら…。わが身も含めて今の日本人の平均なのではないだろうか。



大事で身近な問題なのだが余り真剣に取り組まない問題と思う。せめて自分はと改めて思った次第です。