V-storm50の時々日記 アルゼンチンタンゴ

長岡市立劇場のDramaticTango永遠の旋律グレコス・タンゴ・オルケスタを観てきました。アルゼンチンタンゴと言えばその情熱的で官能的なバンドネオンとバイオリン、ピアノなどで演奏。そしてマッチョな男とアルゼンチーナのそれはそれはエネルギッシュで、欲情をそそる踊りです。堪能してきました。皆さん知っていますか?元々は、南米アルゼンチンの牧童たちが食肉用の牛の大群を長い日にちを掛けて、運びその報酬を金貨でもらい、その金貨を入れた革袋をベルトに挟み酒場に繰り出し、その金貨を酒場の娼婦たちが狙い、酒場の酔っ払いや悪党も狙う…。
娼婦たちは牧童の欲情を掻き立てる踊りで誘惑、牧童たちは腰の金貨を奪われぬよう、素早く周りを見ながらも、娼婦たちの誘惑の虜になってしまう。そしてあのタンゴになったのです。フリッカーと呼ばれる素早く小気味よい、首の振り方はその名残と言われています。南米アルゼンチンの場末の最下等の酒場や娼婦の館で誕生したタンゴは大西洋を渡り、ヨーロッパでも大変な人気となり、その余りにも過激で官能的な踊りをヨーロッパ的に控えめにしてやがてコンチネンタルタンゴとして世界中のダンスファンを虜にして今に受け継がれています。
さぁ〜今宵、踊らん!スロー、スロー、クイック、クイック、レッツ・タンゴ!