V-storm50の時々日記 三条市地域若者サポートセンター


7月12日私共「清和クラブ」の会派勉強会としてお隣りの三条市の勤労青少年ホーム内の三条地域若者サポート
ステーションを訪れその取り組みについて勉強してきました。
経済の低迷の中、高校、専門学校、短大などを卒業しても就職が難しくなり、就活と言う言葉がいつの間にか日常語と
なって何年くらいになるのでしょうか?
現在も就職氷河期とも言われ契約社員派遣社員、フリーターが多くなり社会問題にもなっている現実があります。

勿論、現代の若者たちやその家庭や、ご両親にももしかしたら問題がある場合もあるでしょうが、年金受給年齢の引き上げや
経済状況の悪化により定年でリタイアとなる60歳以上の社員の再雇用など若者の就職を阻む要素もあります。
思うような就職できない若者や社会人となり会社組織や取引き関係の中で対人関係がうまくゆかず、会社や社会から結果として
逃げ出し、人間不信となり引き籠りやノイローゼからニートとなる若者たちや高校生活の中でもいろんな人間関係などで
高校を中退し引き籠りとなったような若者を支援し、就活や社会復帰をサポートする人達のお話を詳しく聞くことが
出来ました。

施設の中で様々な支援やパソコンの技術指導そしてハローワークや地元企業との連携を行っています。見附市からも年間78名
もの(延べ数)若者が相談したり、様々なサポートをしてもらっています。相談に来るのは家族ではなくほとんどの場合は
本人が直接だそうで本人も何とか社会復帰しなければと言う自覚はしっかりと持っている若者が多いと説明がありました。
特殊な例では幼いころから家庭が生活保護を受けていて両親が働いている姿を見たことがなく、仕事をしてその収入で
生活するという常識さえ分からない若者もいると言う大変ショッキングなお話もお聞きしました。


このサポートセンターでの支援で社会復帰して今では副支店長となった若者が初めて貰った給料でケーキを買ってお礼に来た
時には本当に嬉しかったとおっしゃられたこのサポステの社会福祉士佐藤道代さんの言葉と笑顔が印象的でした。