V-storm50の時々日記 外部フィルター



外部フィルターを14年ぶりに変えました。外部フィルター?殆どの方が何のことか分からないかと思います。
これは我が家の玄関にある下駄箱の上に乗っかっている120×45×45の水槽の水を循環させ常に、熱帯魚が
綺麗な水の中で過ごせるポンプがついたフィルターのことです。
大きさが分かるよう30センチのモノサシを置いてみました。ご覧の通り高さは40センチ直径は27センチほどの
円筒型に吸入と排出のパイプが付いていて、この円筒型の中に何層にもなったろ過材やフィルターが入っていて
水槽内の水中ポンプにより吸い込まれた水がこのフィルターの最下部に吸い込まれ自然の力で数種類のろ過材や
フィルターを通り綺麗な水となり再び水槽に送り込める仕掛けです。
このフィルターは200〜460リットル(120〜150センチ水槽)に対応するフィルターで1時間に800リットルの揚量
と言うか流量があります。ちなみに電気代は1か月約350円程度でフィルター内のろ過材やフィルターの清掃は
約1か月に一回、また、バクテリアを繁殖させるセラミックのリング(小さいちくわを1センチくらいに輪切りに
したようなもの)は3か月に一回程度の交換または清掃となります。
従来のフィルターは上部式と呼ばれ水槽の上に設置する同サイズの箱状のものでその箱の端にモーターの入った細長い
吸入ポンプが付いていてそこから吸い上げられた水が箱の中のフィルターを通り綺麗な水となりもう一方の端から
自然に落下する仕掛けとなっています。

この他に底部フィルターと呼ばれ底の砂の更に下に吸い込みフィルターを設置し砂越しに水を吸い上げ水槽上部
からパイプで綺麗な水を落としてやるタイプなどがあります。それぞれ水槽の大きさや飼育する魚の種類や大きさ
数、そして水槽内に入れる水草の種類、砂の種類、岩や石、流木などなど様々な条件の中でセレクトします。
上部フィルターの長所は設置が簡単なことですが短所は水槽の上部半分近くがフィルターが占拠してしまい、上から
の鑑賞が出来ないことと当然照明も半分近くがあたらず暗くなり、水草の成長も悪くなることでしょうか。

いずれのフィルターを選んでも変わりないのがメンテナンスで無精の方は出来ません。熱帯魚を飼育しているうちに
むしろ水草や岩や水槽内のレイアウトそのものに興味の中心が移ってしまうマニアも多いようですがここまでハマると
時間もお金も半端では済まなくなりますから注意!。
私は魚中心で適当にやっていますが南米産(アマゾン流域)のナマズ科のコリドラスパンダ(パンダのような黒い斑点
があるので)にハマっていて昨年よりよほど環境条件が気に入ったのか産卵をはじめ、15匹ほどが50匹近くにまで
繁殖しました。今年もシーズンを迎えたのか盛んに可愛い求愛行動をし始めました。

パンダの産卵はグラマーなメスを何匹もの痩せて小柄なオスが餌を食べるのも忘れ追い掛け回すことから始まり、やがて
メスはオスを選びオスの下腹の精子の口がある部分に吸い付き精子を吸い取り自分の腹の中の卵子と結合させて深夜に
水草の裏や水槽のガラスの内側やこの写真みたいに水槽に設置したペットボトルなどに透明な卵を粘着質の体液で
くっ付けて産卵します。大きさは1ミリ程度でしょうか。朝、卵を見つけるのが一仕事です。
現在もこのペットボトルの中に卵と稚魚を育てています。ブルーの色ペットボトルはメチレンブルーと呼ばれる薬品を
一滴入れたためで白カビを防ぐためで卵は水分中に存在する白カビ成分で腐敗するのを防ぐため添加します。