V-storm50の時々日記 八重たんと叔母



春の彼岸も近い今日、一家で会津若松の母方の墓と叔母の墓参りをしてきました。今日の日中は穏やかな日差しの中、残雪の残る
山間を駆け抜け磐越道を走り会津へ向かいました。快適なドライブで母方の菩提寺「西蓮寺」へ到着したのは午前10時頃。
庫裡に墓参のご挨拶をしたところ今年は会津も大変な雪で先週ようやく、墓地への道の雪除けをしたとかで墓地の周りは白い残雪が
多くありました。

一足早いですが彼岸のお参りを兼ね叔母に息子の大学進学の挨拶をしました。幼いころ随分と可愛がってくれた叔母で喜んで
くれたことでしょう。息子は今、自動車の仮免許で会津へのドライブでは高速なども運転させました。亡き叔母も、運転まで
出来るようになった息子にさぞビックリしているのではと思います。
会津はどこへ行っても「八重たん」ブームで東日本大震災の影響で一時、遠のいた観光客も戻り、お店や観光地、街並みの道筋にも
観光客が大変目立ちました。震災復興のためにも大いに経済効果を期待したいところです。「頑張れ!!八重たん」

墓参り後に若松市内の会津漆工芸店を見学してきました。城下町の古い屋並みの中に洋館3階建ての由緒ありそうなこのお店をご覧下さい。


この大きな額の絵は当時の云わば広告のポスターみたいなもので大正時代に会津若松駅内に掲げられてたという額です。

白木屋漆器店の展示してある数々の漆器には歴史の重みと伝統や日本の美を門外漢の自分にも何かを感じさせてくれました。
日本人の暮らしに中に漆器を使う食文化も高級料亭や懐石料理などに限られ、あまり庶民には縁のない世界となったようですね。
説明によると直径15〜20センチの漆の巨木から採集出来る漆は300グラム程とか。大変な手間を掛ける仕事と思いました。
写真の階段の手すりなどにも時代の重みを感じさせてくれました。漫画家手塚治虫も愛したこの場所と会津漆器の世界も
また、会津の宝なのでしょうね。