V-storm50の時々日記 一身独立して 一国独立す


「一身独立して一国独立す」と安倍首相の昨日の施政方針演説での冒頭の言葉です。この言葉は皆さんもご承知の福沢諭吉の言葉です。
国民ひとりひとりが自立して、しっかり行動する それがあってはじめて国家も独立することができるとの意と解釈しています。

安倍総理は次のように演説しました「強い日本」。それを創るのは、他の誰でもありません。私たち自身です。

 「一身独立して一国独立する」

私たち自身が、誰かに寄り掛かる心を捨て、それぞれの持ち場で、自ら運命を切り拓こうという意志を持たない限り、私たちの
未来は開けません。日本は、今、いくつもの難しい課題を抱えています。しかし、くじけてはいけない。諦めてはいけません。
私たち一人ひとりが、自ら立って前を向き、未来は明るいと信じて前進することが、私たちの次の、そのまた次の世代の日本人に、
立派な国、強い国を残す唯一の道であります。

「苦楽を与(とも)にするに若(し)かざるなり」
 一身の独立を唱えた福沢諭吉も、自立した個人を基礎としつつ、国民も、国家も、苦楽を共にすべきだと述べています。

 「共助」や「公助」の精神は、単に可哀想(かわいそう)な人を救うことではありません。

 懸命に生きる人同士が、苦楽を共にする仲間だからこそ、何かあれば助け合う。そのような精神であると考えます。

その通りと私も思います。日本人はどうしてこんなにスローガンが好きなんでしょう?立派な言葉や文章は確かに人の心をうちます。
しかし、それだけでは幸せにはならないし、ふところも温かくなりません。演説は単なるメッセージであり目次であってはならないと
私は考えます。今こそ行動して、結果を注意深く検討しながら実績を積み上げなければ何も変わらないのです。
与党も野党も国民に選ばれた国会議員です。仕事をして下さい。それがあなた達の責任です。

税の問題を考えても日本は増税出来にくい体質の国だと思います。
北欧のスェーデンやノルウェイは高額な税金を徴収して福祉社会を実現しながら経済成長も両立させています。振り返り日本という国は
どの国より低い消費税5%を上げるにも国民の半数近くが反対しています。税の目的は全ての公共にために使われ、やがてそれは自分
自身に還ってきて恩恵を受けることにつながります。個人よりより効果的、効率的にお金が使われればむしろ喜ばしいことでしょう。
しかし、日本では増税に無条件で反対する国民が多いです。何故でしょう?
考えますには税金を徴収して予算を執行する政治家や役人が(行政)が国民からまったく信用されていないからではと思います。
集めた税金を無駄に使っているのでは?天下りや自分たちのために使っているのでは?特定の業界のために使っているのでは?などなど
多くの国民がそんな不満や疑問をもっているからだと思います。

まず、そのことを改めなくてはなりません。勿論、議員定数参議院のあり方、行財政改革など国民の納得のゆく改革などもお願いしたい
ところです。


福沢諭吉の言葉に
「国を支えて、国に頼らず」
もあります。国民も国にもたれ掛ることなく、日本を支える気概も必要かと思います。


そして政治家(施政者)への戒めの言葉として福澤諭吉は言っています。
「行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である」

この言葉を「政治という行為をする者にとって、それを見守る国民たちは最も過酷な批判者である」と訳したいと思います。