V-storm50の時々日記 あけましておめでとうございます


昨年もいろんなことがありましたね。現代のグローバルな世界環境のなかで日本で起きたことは瞬時に世界を駆け巡ります。
同時に世界の片隅で起きたことも、ほとんどタイムラグなく私たちに伝わります。政治、経済はもとより社会のニュースもしかり…。
人類は自分たちが快適に便利に生きることを最優先してこのかけがえのない地球を独占して(そして宇宙でさえ…)きました。

我が家の玄関前にある大きな水槽の中を泳ぎまわる熱帯魚や水草を時々眺めアクアの世界を考えることがあります。水槽の
ガラス面に付着する緑の苔は水槽を汚くさせ外側から見にくいので掃除しますが反対側の魚たちから見ればどうなのか?と
ふと、考えることがあります。人類は快適さや便利さと引き換えに大切なものも随分捨て去ってきたのでしょう。それは自然界
だけではなく人間同士の思いやりや心遣い、つまり優しさも失ってしまったように私は思います。

大震災後、「絆」と言う言葉が改めて見直しされています。この絆は人間世界の人間同士だけを指しているように思いますが
私にはそれ以外に自然や他の動植物に対しても大切な言葉と受け止めています。よく「人間の命は地球より重い」と言われます。
これこそが人間の思い上がりではないでしょうか?人間だけが唯一無二の地球上の支配者だと思うからの言葉と思います。
地球上全てのものに同じ愛情で接したいと思います。夫婦、親子、兄弟そして家族は最小単位の絆ですがそれを近所や町内、
知り合いへとそして自然や動植物に対しても広げて行けたらいいですね。

12月の総選挙では3年前の選挙で政権を奪った民主党に大きな国民の怒りが爆発しました。人生の裏も表も知り尽くして
頼りがいもあるけど、陰で何をやっているかよくわからない不実な中年男(自民党)から誠実で理想論を掲げる世間知らずの若い男
民主党)に乗り換えたものの、会社でも家庭でも存在感を示せず、舅、姑、小姑もうまくコントロール出来ず、実行力も伴わない
頼りない男として期待外れだったのでしょう。

そこでもう一度不実の部分もあるが世間を精通していて実行力のある男と撚りを戻したと言うことでしょうか?今の日本の状況は
私が申し上げる間もなく皆様方もご承知の如く予断を許せない社会環境です。
少子高齢化
◆巨大な債務
◆景気の低迷
◆雇用問題
格差社会
◆断絶社会
◆空洞化・過疎化
◆災害の多発
◆近隣諸国との外交・防衛
◆TPP
原発
憲法議論
◆公務員改革
◆国会・議院・議員改革
少し数えただけでもこんなにも課題が多いです。どこの党が政権をとっても誰が総理大臣になっても課題は無くならないし、変りもしません。
政権を取った責任政党として選挙を通じ国民に対してマニフェストとして掲げた責任を自覚してしっかりと国のかじ取りをして戴きたいと
思います。
我が身に当てはめれば生きると言うことは行動することと私は思います。2年前市議として立候補し、同期の皆さん方を猛暑の中一軒一軒
廻った時、ある同期の女性がこんなことを言われました。「この年になって何でそんな無理をするの?あなた疲れない?もう、いい加減に
楽をしたら?」私は答えました「まだまだ、行動したいです。疲れていません!何故なら自分はまだ、青年の心を失っていませんから」

皆さんに私の大好きな詩を贈ります。この詩を書いた人は詩人サムエル・ウルマン(ドイツ生まれのユダヤ系米国人1924年84歳没)です。

青春 Youth とは

青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある
薔薇色の頬 真っ赤な唇 しなやかな身体
そうゆうものは たいした問題ではない
問題にすべきは つよい意思
ゆたかな想像力 燃え上がる情熱
そうゆうものが あるか ないか

臆病な二十歳がいる 既にして 老人
勇気ある六十歳がいる
青春のまっただなか
歳を重ねただけで 人は老いない
夢を失ったとき はじめて老いる

青春とは 真の 青春とは
若き 肉体のなかに あるのではなく
若き 精神のなかにこそ ある     抜粋(新井 満 訳)


サムエル・ウルマンはあのタイタニック号船内総人員2,208名が航海中氷山に衝突、そのうち1,513名が遭難した史上最大の
海難事故で奇跡的に助かった695名の一人と言われています。私の大好きな言葉です。

   写真はサムエル・ウルマン
今年も宜しくお願い致します。