V-storm50の時々日記 議会人事その後の話



先週家族で山形にドライブ米沢市上杉神社上杉鷹山の像と鷹山公が言ったと言われる有名な言葉です。


ご存じの通り、地方自治法では市町村議会に於ける議長、副議長の任期は議員の任期とする(つまり4年)と定義されていますが
地方自治体の多くが任期の半分の2年で交替する先例が定着しています(新潟県議会は1年)見附市も全国的な例に倣い半期で
交替してきました。議会人事は正副議長をはじめ2つの常任委員会(総務文教と産業厚生)議会運営委員会、議会だより編集委員会
議員互助会、各常任委員会の所属、会派構成など議会関係の人事はすべて事前に会派同士の調整で再確認され今回は21日の
議員協議会で選挙または指名推薦で決定されました。正副議長だけは26日に臨時議会を一日のみ開催し、市長以下の執行部の出席を
求め無記名の投票で決められました。常任委員会人事等その後の人事は先の議員協議会ですでに確認されている訳ですが改めて新しい
議長の初仕事として各委員会ごとに分かれ決定するよう指示され各委員会にて指名推薦で決定され議長より報告されます。
(このこと事態がかなり儀式めいていて普通の市民感覚で見たら違和感を感じるセレモニー的な印象を受けると思われます)
何故、地方自治法通りにしないのかと言えば、過去の議会でほとんどが与党議員(22人中18人)の時代、与党の中で正副議長の席の
争奪戦が露骨となり、それなら任期を半分にし、出来るだけ多くの与党議員が正副議長となれるようにしたことが先例になったと
聞いています(それ自身が可笑しな理由ですが・・・)しかし、そのような先例があっても無視した事例がS・S氏と直近ではS・Y氏の時、
先例を変え議長を4年任期を居座ったり、再任された議長も居られましたが、普通、辞表を提出するのがそれこそ先例に則りと言うことに
なり、次の議長人事では各会派から当選回数が多い(つまり長老議員)議員が候補として選ばれます(そのことへの批判が今回の会派離脱に
繋がった訳ですが)市民感覚とか事の是非や適材適所に決まらないのは世の常でそこに議会改革が叫ばれる要因かと自分は思います。
今回、
会派を離脱し、新しい会派を作りまだ一期も経験しない私のようなものが会派代表になり、常任委員会の副委員長になったこと事態が
見附市議会では珍しい事かも知れません。これから私と会派に対し様々な試練が待ち受けることは覚悟の上です。


市民への行政側と言うか議会側の説明不足なのかあるいは市民側の議会への関心度が低いためなのか2年毎に議会人事が変わることなどが
知られていない事実があります。
更に言えば見附市議会の議員定数をはじめ常任委員会の数も名称も知らず、年に何回定例会があるのかも
普通の市民は知らない方が多いです。まして、議会での一般質問、質疑、討論などの違いも殆んど理解されいません。残念ながらそれが
事実かと・・・。それが議会制民主主義(住民の代表制)のメリットでもありデメリットとも言えるのかも知れません。

然し少子高齢化で税収も上がらず社会保障生活保護、高齢者対策、医療負担などが増大、更に環境、減災、災害対策など行政コストの
増大が懸念されて最近盛んに「新しい公共」とかの言葉が飛び交い住民と行政との協働が叫ばれています。
過去の経済成長に支えられての言わば利益の配分(分け前の配分)から現在は負の配分となった事実を認識すると共に、行政と議会のあり方や
仕組みを認知する市民力や関心度も必要なのではと感じる最近です。疑問や質問をストレートにぶつける市民がより多くならないと
市民力は当然上がりません。是非このブログやメールを通じ、これからも宜しくお願い致します。
今後もご支援下さい。


天地人の主役景勝と兼続です。