市民交流フェスタ

昨日よりネーブルみつけ多目的広場を中心に「市民交流フェスタ」が日曜の夕方まで開催されています。
名前だけではどんなイベントか判りづらいですが見附市内の様々な趣味のサークルやボランティア団体
の活動紹介をやっています。どこの団体も楽しみながら自然保護、障がい者の方々の手助け、故郷の歴史
に触れたり、文化活動に貢献している団体です。
市立図書館を会場にして毎月1回市民シアターで『見附に映画をの灯を!』を合言葉に企画、運営をしている
我が見附シネマ倶楽部も毎年紹介コーナーを出店しています。
当初は悠々ライフの活動としてスタートした市民の映画上映会でしたが数えると74回も上映会を重ねたことに
我ながらビックリです。2005年9月 黒澤 明監督の「生きる」でスタートし、当初は10人前後の参加者で
主催者を含め来場者5人のワースト記録など今では笑い話のエピソードもあります。

見附市に映画館が無くなってから何年経つのでしょうか?恐らく37〜40年近くと思います。昭和の時代と
共に大衆娯楽の頂点に君臨した映画もTVの台頭で斜陽となった経過をご記憶の方も多くいらっしゃると
思います。邦画にせよ洋画にせよ娯楽やデートで映画館通いをした若き日を懐かしく感じる方も多いと思います。
そんな昔を思い出し、ひと時の間、現実や浮世を忘れ懐かしの映画に浸るのも悪くはないと思います。
この6年間の上映での観客動員数で邦画部門のトップは「八甲田山」洋画部門では「ラストサムライ」です。

洋画より邦画の方が来場者が多く「八甲田山」では来場者170名とダントツの記録もあります。ただ残念
なのは最近の映画界は洋の東西を問わず傑作が生まれていません。昔、社会現象や世相、風俗にまで影響を
与えたパワーがありません。コミックの実写版や過去の作品のリメイクなど企画の貧困さと映画人のプライド
やパワー、名人芸などが衰退してしまいエネルギーが感じられないことが残念で、どうしても「昔の映画は
面白かったなぁ〜」が口をついて出てしまいます。
時間があったら映画談議などをしにお立ち寄り下さい。