防災訓練

去る、6月12日見附市で毎年行われる市内一斉防災訓練が行われました。今年は上北谷地区で土砂災害が発生したとの想定で
同地区の小学校を対策本部として近隣町内の防災組織や消防団が中心となり朝8:00過ぎより約1時間30分に渡り訓練が行われました。
市内各町内でも同日、同時間に同じように訓練が行われました。市長、各課長、市議もこれに参加し、訓練の模様を見学致しました。

7年前1年間に2度の激甚災害を経験している見附市ですので防災に対する意識も高いのではないかと思います。私の町内本所1丁目2区
でも新区長村田さんを中心に積極的に行われたと参加者から聞きました。地域防災組織はまさに地域の住民の支えあいと連携によって
成り立つのではと思います。少し気がかりなのは本所地区では(多分他の町内でも)区長をはじめ役員は1年で変わりますし、町内に
よっては普段在宅しているかどうかではなく公平に順番で区長が選出されていていざ災害時組織的に活動できるのか不安があります。

また、災害時、携帯電話や家庭の電話も機能しないことも経験していて市の緊急メール以外に情報が伝達されにくいのではとの懸念も
あります。地域の防災組織に情報の送受信が出来るメール機能を取り込んだり、被災時要援護者(高齢者・独居老人・障がい者等)の
把握や避難路、そして要援護者の避難を手助けしてくれる人たちの連絡網なども整備する必要があります。また、隣接した地域間の
相互支援体制や連絡網も重要です。今のところ各地域で単独での訓練ですがもう少し大きなくくりも必要ではないかと考えさせられました。

今回の東日本大震災からしっかり学び取らなければなりません。それが犠牲になられた方々への供養にもなるのではないかと思います。
しかし人間は「嵐の日の決意を晴天の日に忘れる」との言葉どおり時間がたつと意識が希薄になつてしまいます。議論や行動を通して
防災意識を高めると共に、お互いが助け合う地域コミュニティを醸成して行きたいと思います。