常任委員会合同所管事務調査

分かりにくい言葉ですが一言でいうと議会の承認を得て予算付けされた事業(主に新設、増改築、設備の入れ替えなど)を
議会(議長を含めた全議員)と執行部(市長以下各課長)が実地検分して担当者から説明を求める事柄です。事業は平成22年度分で
予算は国からの交付金補助金を主たる財源とし、市税などを加えて施行されています。今回の調査は以下、8か所の実地調査となりました。

①北谷南部地区ふるさとセンター建設事業(田井小学校に隣接する場所に地域活性化のため建設された集会所)
②田井小学校校庭芝生化事業(子供たちの心身向上や自然との共生を目的とした校庭芝生化)
市道南本町椿沢線歩道新設事業(旧栃鉄の線路跡を遊歩道兼自転車道全体で3キロとなる予定)
④清掃センター不燃物資源化施設復旧事業(昨年家庭用ガスボンベの爆発で破損したハンマー式破砕機をせん断型に変えた)
生ごみ処理実証実験事業(生ごみを微生物YM菌を活用して減少、無臭化して堆肥にする実験事業)
見附駅エレベーター等整備事業(高齢者、障がい者のバリアーフリー化、合わせて駅内外のスロープづくり)
⑦今町終末処理場汚泥脱水機増設事業(下水処理の一環で汚泥の脱水機を増設)
⑧今町小学校体育館改築事業(近代的な体育館としてベンチもあるウッドを生かしバリアーフリー、プール水を利用した水洗トイレ、太陽光発電などを取り入れた)

上記8か所を約2時間10分ほどで回ってきました。個人的に印象に残ったのは生ごみ処理実験でYM菌と生ごみを混ぜ合わせることで
90度以上の高温となり雑菌が死に臭いもなくなり、分量も10%くらいに減るということです。YM菌は納豆菌に類似したものです。
これを成功させるには市民ひとりひとりが生ごみの分別がしっかり出来ることが前提条件となり市民の環境へのモラル、市民力が
問われそうです。

また、見附駅のエレベーター施設も高齢者や障碍者、重い荷物をもった乗降客には大変有難い設備で同時に作られた手すり付き
のスロープも大変ありがたいと感じました。
今町小学校の体育館やソーラーパネルなども未来の学校のイメージで優しい木目を生かしたデザイン、ミーティングルームや見学
用ベンチ、災害時の避難場所としての機能まで盛り込んだ施設で感心しました。