V-storm50の時々日記 会派視察



7月10日・11日と東京へ会派の行政視察に行って来ました。
最近兵庫県議会の号泣県議の政務活動費の使途についてが疑惑と余りにも非常識な内容が話題となっていますが私どもの視察内容について報告したいと思います。
まず出発の見附駅のポスターについてからです。
地方ほど車社会でJR見附駅の利用客にはお馴染みのポスターですが見附市もなかなかやりますね!カッコイイポスターだと思いませんか?


東京駅から国会へ、休会中ですが衆議院本会議場の見学です。衆議院議員会館は飛行機の乗るときと同じ手荷物検査を受け、IDカードを戴き入場します。
エレベーターには各階の先生方のプレートがそして登院した議員のプレートです。尚、写真撮影可能と不可の場所があり、厳しい守衛の目があります。大きな通路の向こう側から派手なブルーのスーツの小柄な女性がノッシノッシ歩いて来ました。一目で社民党の前党首「福島みずほ」さんと分かりました。さすがの貫録でした。




先週は国会は休会中で登院する議員も少なかったようです。国内最高の立法府の国会は中々訪れることが出来ない場所で文字通り近くで遠い存在ですよね。議事堂内部はあちこちに守衛さんが立っていて聞くところによると全ての議員の顔を覚えるのが大事な仕事だそうで、通ると敬礼されます。秘書の顔も名の売れてる人は覚えて居られるようです。また、国会担当のマスコミの記者も同様、議員の顔をよく知っていて、声掛けがあります。気軽にカメラで撮影したり、ここはどこかな、何の部屋かなどと、うかつに撮影も立ち入ることも出来ませんし、衆議院側から参議院側に行き来も出来ない決まりです。エレベーター内には各階の議員事務所の案内板プレートがあり、これも改選ごとに変わるのだなぁと複雑な思いです。




議事堂前庭には北海道から沖縄まで各都道府県の木が植樹されています。杉や松が多いようですが中には銀杏など北から南まで47種類の樹があります。ちなみに新潟県は「雪椿」です。知っていました?豪華な部屋は衆議院議長室です。現在は伊吹文明議長が使用しています。豪華な椅子に座らせて戴きました。

国会から歩いて10分以内に国立国会図書館があります。今回実は密かに期待してた施設です。国会法に基づき旧赤坂離宮(現迎賓館)に昭和23年に開館し、昭和36年に現在の永田町に新たに建設され、ここの働く職員数は東京本館、関西館、国際子ども図書館の3か所で890名!書庫収蔵能力は3か所で1840万冊です。地上より地下8Fと言う設計は勿論、紙の状態を保つためとか、特にあらゆる新聞、雑誌、などの保存が凄いです。業界紙、漫画など殆どあります。少年マガジン、サンデー、リボンの創刊号を見せて戴きました。【感激!】ちなみに、議員の秘書たちも大抵は電話で資料を依頼し、受付で借りて行くのでこの地下まで入ったことは殆ど無いとのことです。入るには防塵の為、靴の上からカバーをして入ります。勿論写真撮影も制限付きで、資料にも勝手に手を触れることは出来ません。勿論普通の資料や出版物は閲覧、貸し出しは出来ます。明治時代の朝日新聞や古いモノでは聖武天皇の后の写経などもあるそうです。また、坂本龍馬船中八策も所蔵しているとのことです。毎年の資料購入費は約23億円。貴重な資料ではオークションで競り落とすことも有りとか。またレコード、CDも68万点を所蔵しています。更にマイクロフィルム化やデジタル化も順次行っていて、私も以前、国立国会図書館のHPから貴重な古事記の原本などをダウンロードしたこともあります。これからもデジタル化を進め、地方からもアクセス出来、ダウンロードしてプリント出来る環境づくりを進めるとのお話しでした。期待しています。



議会官庁関係は勿論、法政関係、日本占領関係、地図コレクション、古典的資料、科学技術関係、アジア関係、国内で出版されたあらゆる新聞雑誌、週刊誌、地方や業界新聞、漫画、中には温泉新聞や薬局新聞なども…。みつけ新聞は?と聞いたら多分あります。でも、膨大なので検索してみないと見つけられないとの返事でした。3名もの職員がこの図書館の沿革から詳細に渉り、詳しく説明と施設の案内を時間を大幅延長して対応して戴きました。感謝申し上げます。何だかここに寝泊まりして様々なモノを乱読したら楽しいだろうなとフト思いながら、夕方退館しました。
帰り際に国会の売店でこんなに沢山のお土産を見ました。食べたら美味しいか?売店のお姉さんに「アメノミックス」(アベノミクス)を戴きました。甘かったです!









報告はまだ続きます。