V-storm50の時々日記 夏の終り〜9月議会そして選挙


当初は冷夏か?などと言われていましたが、いやはや猛暑の夏でした。それにしても台風や豪雨災害など毎年日本列島のどこかを集中攻撃する自然の猛威の前につくづく人間の無力さを痛感します。広島をはじめ、犠牲となられた方々や被災者に心からお見舞いを申し上げます。毎年どこかで起きる災害で被災者となられた方にインタビューすると例外なく「生まれて初めてこんな経験をした!」「何十年もここで暮らしているがこんなことは初めてだ!」など人類の常識を超えた自然の脅威を覚えます。災害は自治体の努力や予防だけで防げないこともここ数年の各地の災害で我々ひとりひとりに突き付けられています。
確かに避難準備から始まり避難命令まで自治体の首長の判断は大変重いものがあります。10年前の7・13水害の時も避難勧告を発令するタイミングは大変難しいかったと聞いています。早めに勧告を出し、空振りに終わったとき市民や企業がみんな「避難は無駄だったが何事も無く済んで良かった」と言ってくれるなら苦労は無いのですが避難に苦労したり避難途中でもし怪我をしたりしたらどんな非難の言葉が出るでしょうか?企業や商店にしても大いに経済損出があったと感じることでしょう。

最近は避難準備と相前後して結果的に何事もない事を十分承知することを前提として高齢者、障がい者、子供たちなどを避難所にあらかじめ避難して貰う「予防避難」みたいな考え方もあると聞いています。いずれにしても自然は人類の予測を超えています。どこまで防波堤を高くしても、土手を高くしても、河川を改修しても、水路整備、遊水地、貯留管など見附市でも様々な防災減災対策を講じても絶対ゼロにはならないかも知れません。河川の改修は本来一番下流の出口から直さなければならないのにそれが中々出来ないので上流、中流部分を改善しますがどこかで集中的に雨が降れば処理できなくなるわけです。見附は幸いにも宅地開発などで山を削ったり、斜面に張り付くような住宅地はないのでまだ安心の要素は高いかも知れません。もし、万が一大雨などの時は自治体の避難情報だけに頼り切るのではなく自分や家族や近所同士で声を掛け合い自主的に行動することも常々考えておきたいものです。

9月に入れば定例議会も招集されます。4年任期最後となる今回の9月議会は前年度の決算の認定作業もありまた忙しくなります。また議会が閉会すればいよいよ市長選・市議選が行われます。この4年間の評価を市民が下すことになります。どうかこれからの見附市のためにだれがふさわしいかを考えて見てください。政務活動費の問題で号泣した県議、セクハラやじ発言で陳謝した都議、女子中学生とLINE上で問題発言し坊主になった市議など全国的に地方議員の不祥事と言うより低レベルさが国民のヒンシュクをかっています。非難は当然ですがそれらの議員たちを応援し、支持して、投票した人たちも大いに反省し二度とこんな言わば「へんな人」に投票しないようにしてほしいものです。