アマチュアとプロ!?

f:id:storm50:20191020155417j:plain

f:id:storm50:20191020155433j:plain

f:id:storm50:20191020155442j:plain

写真は私の大切なミキサーとパワーアンプです。このミキサーにボーカルマイク、楽器マイク、エレキギター、エレクトーンなどの入力ソース系をジャックを通してつなぎ、様々な色のつまみやスライドレバーで音質、ボリュームなどのバランス(何を強調するかなど)を演奏者のこだわりに合せて細かく調整して、納得できる音を創り、そのミックス信号をパワーアンプに送り、スピーカーから高音質で迫力ある「音」を出します。

 

最近のことですが「アマチュアはアマチュアらしく」とあるセミナーで講師の方に言われました。お話を聞いていると、つまり分かり易く好感の持てる作品創りを目指すことのようだ。アマチュアは素人(報酬を得ない)プロは職業人(報酬を得る)当たり前の区別線引きかと思うが、スポーツ界ではアマチュアのアスリート達が私たちに多くの感動を与えてくれる。勿論、プロの選手たちも多様なスポーツ競技の中でスーパープレイやファインプレーで観客を喜ばせてくれる。また、アマチュアがプロに交じり、同レベルで優勝争いに絡み手に汗握るプレイを楽しませてくれることもままある。

アマとプロの境界線ってあるのだろうか?先週末から市内で市展が開催され、市内の芸術家たちの素晴らしい絵画、書道、彫刻、写真などの力作を拝見しました。市展賞をはじめ上位の作品や無鑑査の作品群は素人の域を超えて素晴らしい作品です。

また、12日にネーブルで行われた西地区スマイルコミュニティのイベントでは多くのアマチュアバンドや弾き語りのアマチュアミュージシャンたちが出演し、観客たちを喜ばせてくれました。私は絵も描けないし、楽器を演奏することも出来ない人間ですが昨年に引き続き音響(PA=パブリック・アドレスと言われています)を担当させて頂きました。ソロ演奏にしろ、バンドグループにしろミキサーからアンプを通じスピーカーから出る音質や音量、それぞれのバランスなどにはとても神経を使われ、皆さん大変なこだわりがあり、調整する側もとても緊張しました。アマチュアでもこんなに音のこだわりがある、プロレベルではどんななんだろう?とふと考えてしまいました。

マチュアはこのような発表する場や機会に仕事の疲れも何のそので練習したり、貴重な休日にわざわざ市外に重い楽器や機材を担いでわずか20~30分のステージに素晴らしい音楽を聴かせてくれます。演奏したり唄っている瞬間はプロもアマもなく、いい演奏に大げさに言えば命を懸けているように私には思えるのです。だから1曲ごとに惜しみない拍手や手拍子でプレーヤーたちを気持ちよく「乗せたい」と思うのです。演奏するごとに「前回より、いい演奏が出来た!」この満足感を味わって頂きたい、そんな気持ちでPAに徹しています。いい音響を出すことで気持ちよくハイテンションで観客と一体になり音楽を楽しむ。そんなお手伝いが出来ることをとても嬉しくやりがいあるポジションで自分も確かにこの瞬間を楽しんでいると感じています。

技量やテクニック、場慣れなどプロはプロのプライドと意地があり、アマはアマなりのプライドも意地もあると私は感じています。どちらも凄い!そう思います。余り関心のない方は「裏方のアマチュアミキサーなどやっていて何が面白いのか?」と思われるのでしょうがやってみるとこれがハマってしまい中々面白いのです。どんなに優れたプロもアマチュアも裏方なしでは演奏できません。世の中様々な役割りの人間がそれぞれの役割を演じています。

そんなことで、PAとしてのオファーが時々あるのです。またCDのコレクションもソコソコあるのでイベント会場のBGMなんかもそのイベント会場やイベントのイメージにマッチした音楽を流していて、来場者や主催者側から「いい音楽ですね」とか「とてもセンスあるね」なんて言われるともう嬉しくって!!